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梅雨の季節の畑仕事・・・。

じめじめした梅雨の季節も後半になってきました。今年は川の上流でまとまった雨が少ないということで、渇水対策もすでに始まっています。
ここ黒保根町は、赤城山の沢水を水源にしているので、今のところ心配ないようですが、改めてきれいな飲み水の貴重さを実感しているところです。

この季節ならではの仕事、梅干し作りとラッキョウ漬け作りです。
梅は今年は不作の年で、何とか梅干し用に30kgを確保できました。無事水も上がり、梅雨明けの天日干しを待つばかりです。

ラッキョウは5kgを塩漬けにしました。今年のラッキョウは肉付きが良く、プリプリしています。
このあと本漬けで、一般的な甘酢漬けと、すこしを塩漬けにしてみようと思います。
塩ラッキョウもそのままで、またみそ、しょうゆ、ワイン漬けなどに応用できるということなので、挑戦予定です!


今年の玉ねぎの収穫が無事、終わりました。丸々太った玉ねぎがたくさん収穫できました。暖冬で発生する「とう立ち」(ネギ坊主ができてしまう、玉ねぎの中に硬い芯ができる)現象が出ましたが、何とか最小限にとどめることができました。ほっと一安心です。

現在の畑の様子です。
右からトマト、青大豆、ごま、バターナッツ(かぼちゃの仲間)、ズッキーニ、なす、キャベツ、にんじんです。
順調に成長しているものもあれば、もう少しお日様を恋しがっているやさいもありと、様々です。
それでも、毎年こうした恵みをもたらしてくれることは有り難いことだとつくづく思っています。・・・ 


 

 

 

 

 

 

 

田んぼ日記④ カエルの声がにぎやかに・・・。


6月4,5日に今年の田植えを行いました。
天気にも恵まれ、気持ちのいい田植え日和となりました。

師匠がきれいに代掻き(しろかき)した田んぼに苗を植え付けます。
田植え前に、苗を育てていたビニールハウスから苗を田んぼに移しておきます。 

代掻きは田植え前にトラクターで行います。
水と土を混ぜ合わせ、苗を植えたときにしっかりと茎が立ち、根から養分を吸収しやすい
柔かな田んぼにします。また水の深さを均一にするためでもあります。
きれいに仕上げるためには、とても技術のいる作業です。

当日、もち米以外は田植え機で田植えしていきます。
今年は雑草対策として、初めから水を深くしての田植えです。

昨年は雑草が繁茂したので、この効果を期待してしまいます。 

もち米は今年も手植えで、何組かの親子が丁寧に植え付けてくれました。
水が入っているので少し植えずらかったかもしれませんね。 

毎年来ている子は、年々上手になってきました。田んぼに楽しそうな笑い声が広がるのはいいものです。

 
機械で田植えが済んだ後には補植が待っています。
30cm×30cmに植えられた苗も、所々欠けてしまうので人の手で補います。

1か所に1本植えが基本ですが、この補植の作業も田んぼの隅から隅まで行うので、
忍耐が必要な作業です。今年も東京から友人がきて手伝ってくれました。
田植えも3回目となり、慣れたもので助かっています。
 

その後、さらに雑草対策として水を深めに入れ、米ぬかを田んぼ一面に散布します。
土の表面に米ぬかの膜ができ、雑草が抑制されます。


田植え後にはアメンボウ、オタマジャクシ、ゲンゴロウ、ミジンコなどの生き物がどんどんと増えてきました。
今年もこれから10月の収穫まで、生き物や水や土、風や太陽、月の満ち欠けなど様々な風景や記憶が田んぼで
作られていきます。楽しみですね。

友人が撮影した空からの田んぼ風景です。 美しい! → https://youtu.be/Lcmo9Yi5tnc


梅雨の晴間には、少しのんびりもしたいものです。 

 

夏野菜の苗で畑がにぎやかに・・・。

5月の連休から連休明けにかけて、トマトやナス、ピーマンなどの夏野菜の植え付け(種まきも)が始まりました。
植え付けの準備をしてあった畑ですが、何もなかった畑一面に夏野菜の苗が植え付けられ、急に畑がにぎやかに
なってきました。
毎年のことですが、初夏の畑の景色です。
まだ雪の舞う寒い時期に種をまいて、ハウスの中で育った野菜の苗がいよいよ畑で大きくなっていきます。
これから厳しい天気にもさらされる時もありますが、今年もおいしい野菜を提供してくれることを祈っています。

昨年の秋から冬を越したやさいたちが収穫の時を迎えています。
スナップエンドウが鈴なりになり、春大根が気温の上昇とともに太くなってきました。
玉ねぎの本格的な収穫はまだこの後ですが、葉も食べられる「葉玉ねぎ」を早どりしています。
青々とした葉とまだ小さな玉ねぎを油いためにしたり、ぬたにしたり初夏限定の一品です。


連休中には山のサンショウの葉をつみました。
塩漬けにしたり、佃煮にしたりと香りを楽しみながら長く味わえます。 

田んぼ日記③ 山桜が満開・・・。


4月に入り、田んぼに水が入りました。
先日、畦の「黒塗り」が終わり、水漏れがないことを確認し、田植え前の「代かき」(しろかき)
の準備が整いました。

そして、いよいよ今年の稲の種まきです。私たちの師匠は、「籾落とし」(もみおとし)と言っています。
今年は4月15日でした。  先月から芽だし準備をしていた「うるち米」と「もち米」の2種類です。
まず、種まき培土を用意します。 それを種まきトレイに適当な量を入れ、そこに種をまいていきます。 
うるち米を40箱、もち米を15箱作りました。

まく種の量は、1箱に約70gです。普通は約100gと言われていますので、かなり少ない量ですが
1本1本の苗を大きくするためだそうです。 田植えをするときも、基本的に「1か所1本植え」なので、
大きな苗に育てる目的があります。(ちなみに70gで約2800粒くらい)
種をまき終えたトレイは、芽がしっかり出てくるまでビニールをかぶせておきます。・・・・


3日くらいすると芽が出てくるので、ハウス内に用意した「プール苗床」にトレイを移します。
トレイが沈まないように、水を調整して毎日水管理、またハウス内の温度が上がりすぎないよう、
下がりすぎないよう温度管理をしていきます。
あまり温かく過保護に育ててしまうと、ヒョロヒョロした苗に育ってしまい、田植えした後にしっかり育たない
事になってしまいます。よく農業では「苗半作」といいますが、最後の収穫量を上げるためにはこの苗づくりが
うまくいくかで、半分は(半分以上?)決まってしまうようです。
6月上旬の田植えまでの日々は、米作りにとってとても大切な時期です!


野菜の苗も気温の上昇とともに、大きくなってきました。
連休中には畑に定植できる苗もあるかもしれません。畑では苗を植え付ける準備に追われています。

山の畑周辺の山桜も満開になりました。花もも、ツツジやヤマブキの花も咲き始めました。
新緑と花の色でにぎやかになっています。

田んぼ日記②と春の畑から・・・。


4月に入り、田植えの準備も忙しくなってきました。
今回は「畦(あぜ)塗り」です。このあたりでは、「黒塗り」と言われています。
これは、水が田んぼの畦から抜けていかないために行う仕事です。
(畦は水田を囲む小さな土手)
冬の間、モグラなどが穴を開けたり、自然にヒビが入った箇所を補修して強化する作業です。

写真にはありませんが、始めに畦に沿って耕運機で溝を作ります。
そこに水路から水を流し込み、トラクターで土を練って適当なやわらかさの粘土にします。
そのやわらかくなった土を鍬(くわ)を使って、ペタペタと畦の側面や上に塗り付けていきます。
これが思った以上に力のいる仕事! その日の天気や土の状態により、土が重くなったりもして
経験やコツのいる仕事です。きれいに畦を塗れるまでには何年かかることやら・・・。

今回も師匠が不在の中で、適度な土の柔らかさにするのに苦労し、上半身が筋肉痛になっています。
本当に難しいですが、実際に自分でやってみないと上達しないものですね。
現在、この畦塗りの作業をトラクターで行っている所が多くなっていますが、昔ながらの苦労は多いけど
身体を使っての作業は気持ちのいいものです。・・・


4月に入り、山の畑も徐々に気温が上がり始めました。
じゃがいもの植え付け、きゅうりやズッキーニの種まきをしています。
先に種をまいたなす、ピーマン、トマトなどの夏野菜もポットで成長しています。

大根もち

材料(4人分)
・大根      1/2本
・小麦粉    50g
・じゃこ     大2
・油       適量

作り方
①大根はすりおろし、水分をしぼっておく。(ザルに入れ手で押してしぼる程度)
②おろししぼった大根に、小麦粉・じゃこを入れ混ぜ一口大の平らな丸にする。
③フライパンに油を入れ熱し、両面に焦げ目がつくぐらいに焼く。
④しょう油など好みのものをつけていただく。
写真の左上が大根もちです。

 

じゃがいもの味噌田楽

材料

じゃがいも(小) 1kg
油     少々
味噌    大4
砂糖    大2
みりん   大2
酒     大2
しょう油  大1
ごま    適量

作り方
①じゃがいもは、洗って皮ごと茹でる。
②鍋またはフライパンに油をひき、じゃがいもの表面を焼く。
③合わせておいた調味料を入れ、からめる。
④器に盛り、ごまをふる。

 

かぼちゃの茶巾しぼり

材料(4~6個)

かぼちゃ   1/4(200g)
黒砂糖    50g
バター    10g
栗の甘煮   4~6個

作り方
①かぼちゃは茹でまたは蒸かしてつぶし、砂糖、バターを合わせておく。
②ガーゼにかぼちゃ、栗の甘煮を真ん中にして丸くしぼる。

 

葉にんじんと油揚げのあえもの

材料(4人分)

葉にんじん   1束
油揚げ     1枚
ごま油     大2
しょう油    大1
くるみ     大2

作り方
①くるみは炒って細かくしておく。ごま油、しょう油、くるみを合わせておく。
②葉にんじんをさっとゆで、3cmくらいに切る。
③油揚げはフライパンで焼き、3cmくらいの短冊切りにする。
④①②③を合わせる。