6月4,5日に今年の田植えを行いました。
天気にも恵まれ、気持ちのいい田植え日和となりました。
師匠がきれいに代掻き(しろかき)した田んぼに苗を植え付けます。
田植え前に、苗を育てていたビニールハウスから苗を田んぼに移しておきます。
代掻きは田植え前にトラクターで行います。
水と土を混ぜ合わせ、苗を植えたときにしっかりと茎が立ち、根から養分を吸収しやすい
柔かな田んぼにします。また水の深さを均一にするためでもあります。
きれいに仕上げるためには、とても技術のいる作業です。
当日、もち米以外は田植え機で田植えしていきます。
今年は雑草対策として、初めから水を深くしての田植えです。
昨年は雑草が繁茂したので、この効果を期待してしまいます。
もち米は今年も手植えで、何組かの親子が丁寧に植え付けてくれました。
水が入っているので少し植えずらかったかもしれませんね。
毎年来ている子は、年々上手になってきました。田んぼに楽しそうな笑い声が広がるのはいいものです。
機械で田植えが済んだ後には補植が待っています。
30cm×30cmに植えられた苗も、所々欠けてしまうので人の手で補います。
1か所に1本植えが基本ですが、この補植の作業も田んぼの隅から隅まで行うので、
忍耐が必要な作業です。今年も東京から友人がきて手伝ってくれました。
田植えも3回目となり、慣れたもので助かっています。
その後、さらに雑草対策として水を深めに入れ、米ぬかを田んぼ一面に散布します。
土の表面に米ぬかの膜ができ、雑草が抑制されます。
田植え後にはアメンボウ、オタマジャクシ、ゲンゴロウ、ミジンコなどの生き物がどんどんと増えてきました。
今年もこれから10月の収穫まで、生き物や水や土、風や太陽、月の満ち欠けなど様々な風景や記憶が田んぼで
作られていきます。楽しみですね。
友人が撮影した空からの田んぼ風景です。 美しい! → https://youtu.be/Lcmo9Yi5tnc