田んぼ日記②と春の畑から・・・。


4月に入り、田植えの準備も忙しくなってきました。
今回は「畦(あぜ)塗り」です。このあたりでは、「黒塗り」と言われています。
これは、水が田んぼの畦から抜けていかないために行う仕事です。
(畦は水田を囲む小さな土手)
冬の間、モグラなどが穴を開けたり、自然にヒビが入った箇所を補修して強化する作業です。

写真にはありませんが、始めに畦に沿って耕運機で溝を作ります。
そこに水路から水を流し込み、トラクターで土を練って適当なやわらかさの粘土にします。
そのやわらかくなった土を鍬(くわ)を使って、ペタペタと畦の側面や上に塗り付けていきます。
これが思った以上に力のいる仕事! その日の天気や土の状態により、土が重くなったりもして
経験やコツのいる仕事です。きれいに畦を塗れるまでには何年かかることやら・・・。

今回も師匠が不在の中で、適度な土の柔らかさにするのに苦労し、上半身が筋肉痛になっています。
本当に難しいですが、実際に自分でやってみないと上達しないものですね。
現在、この畦塗りの作業をトラクターで行っている所が多くなっていますが、昔ながらの苦労は多いけど
身体を使っての作業は気持ちのいいものです。・・・


4月に入り、山の畑も徐々に気温が上がり始めました。
じゃがいもの植え付け、きゅうりやズッキーニの種まきをしています。
先に種をまいたなす、ピーマン、トマトなどの夏野菜もポットで成長しています。

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